現地採用の中でも貴重?インドで働けば他の国でも生きていける

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海外就職を考える方の大半は、東南アジアのフィリピンやシンガポールなど、英語が公用語として使われている国をまず検討するようです。次に、発展度合いが著しいベトナムなども人気で、特にホーチミン商業都市でもあるので人気です。ですが、アジア就職の中でもあまりインドを選ぶ人はいません。

ですが、インドで働いた経験を持っている人は概してタフでなんでもこなします。なぜインドで働くと、他の国でも生きていけるくらいタフになるのでしょうか?その理由を解説いたします。

最新インド就職事情!インド就職をする前に確認すべき点

インドで働く魅力とは?BRICsの1つで経済発展がすごい!

インドの経済成長は目覚ましいものがあり、なんとここ数年経済成長率はのきなみアップしており、GDPも7%台を維持するという躍進ぶりです。経済成長といえば、お隣の中国も素晴らしい発展を見せていますが、それでも6%台ですので、インドはまさに中国を抜いて飛ぶ鳥を落とす勢いとでも言えるでしょう。

では、インドではなぜそのような経済成長が続くのでしょうか?BRICsと呼ばれる発展中の国々では、製造業をメインとして、業績がアップしています。特に、中国は今や格安スマフォやタブレットなども簡単に手に入るほどです。また、ロシアはオイルマネーで経済を潤している点もありますし、日系メーカーの進出も多いです

ですが、インドの経済成長を支えているのは通信・IT関連です。インド人は数学に強いと言われますが、このおかげでプログラマーやエンジニアになる方が多く、近年はIT産業で経済が底上げされています。

インドで働く人の特徴は?どんなスキルがあるの?

まず、インドで働いている人の大半は日本の本社から派遣された駐在員が多いのですが、自らインドの日本現地法人などに就職した人は、いい意味でぶっ飛んでいると言われます。

他のアジアの国に滞在して働く方は「英語力をあげたい」「物価の差でリッチな生活がしてみたい」という考えをお持ちですが、インドで働こうとする方は、もともとがバックパッカーだったりします。世界中を旅してきたけど、もっと刺激が欲しいという方もいます。

彼らはとにかく体力があり、誰とでも仲良くなれるようなコミュニケーション能力を持っています。 そうでもしないと、ほぼ日本人のいないインドで暮らそう!とは思わないでしょう。また、起業するという方もいて、そう言った方はやはりITのスキルがあったり手に職があります。

インドで働いた人がタフな理由とは?

インドで働く日本人のほとんどが駐在員か起業家である!

先にも述べましたが、インドで働く日本人のほとんどは、日本から派遣されてきているいわゆる駐在員です。だいたい他の国の支店よりもこじんまりとしているので、駐在員の数も比較的少ないです。

一方、駐在員以外の方は自分で起業したりする方が多く、現地採用よりもその数は多いと言われています。 見ず知らずの土地、それも日本人がとても少ないインドで起業するくらいですから、タフさは目をみはるものがあります。

日本人顧客向けのBPOを展開するなど、やはり通信関係の仕事で起業する方が多いようです。自分で道を切り開いていくわけですので、社内のマニュアル整備からインド人を雇う場合まで、すべて何から何まで自分でしなくてはなりません。

また、生活も他の国に比べて買い物が便利だというわけでもないので、生活に関することはとにかく自分で試してみる!というタフな方が多いのです。

あらゆる面にて自分で耐えられる人のみがインドに残る

インド人は嘘をつかないと俗に言いますが、インドに旅行した人やインドで暮らしていた人がよくいうのが「しょっちゅう嘘をつかれた」ということです。

例えば道を聞いて、親切に教えてくれるかと思いきや全然ちがう方向を案内されたりします。これは別に悪意があるわけでなく、インド人的な感覚だと「何とかして教えてあげねば」となるので、結果的に知らないことを平気で言ってしまうそうです。

また、インド人はシャイと言われますが、なぜかインド人はよく日本人と写真を撮りたがります。パーソナルスペースが狭いのかもしれません。あまり日常的にハグなどをしない日本人からしたら、面食らってしまうでしょう。

そしてインド生活は「とにかくご飯がカレー」「日本人がいなくて寂しい」「交通が不便」「プライバシーがないのかうるさい」というマイナスな面もありますが、こうした発展途上のアジアならではの雑然とした環境に耐えられてこそ、ほかの国に移り住んだとき「なんて快適なんだ」と思えるくらいタフになるのです。

最後に

インド生活は想像以上に大変なものもありますが、だいたいそこで数年暮らしてからほかの国に行くと、全てが快適に思えるほどだそうです。そういう意味ではインドで暮らしてタフさを養ってみても良いかもしれません。また、起業するぞ!という意気込みのある方は、インドでワンチャンスを狙ってみてもいいでしょう。