シンガポールで働きたい人が知っておくべきこと

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東南アジアきっての先進国であり、多民族国家シンガポールで働きたいという日本人の若者は多いです。シンガポールに派遣される駐在員は、全体的にレベルが高く、その後欧米先進国などに派遣される予定の若手幹部であったり、エリートが集う場でもあります。

また、現地採用として働く場合も、比較的高いレベルが求められます。そんなシンガポールで働いてみたいと考えている方は、まずビザのことを知っておく必要がありますので、ここでご紹介したいと思います。

シンガポールで働くためには高学歴でないといけない!?

シンガポールのビザ発給要件は厳格化されている

皆さんは、シンガポールという国に対して、どんなイメージをお持ちでしょうか。とても綺麗で、東南アジアの中でもっとも先進的な国、多民族国家で様々な人がいる、観光産業も盛んというイメージでしょうか。

現に、シンガポールはアジアだけでなく世界の情報やモノ、人が動く主要な場所ですので、そこで働く各国から派遣されてきた人も、選りすぐりのエリートです。

また、自らシンガポールに飛び込む方も、英語や中国語を得意としている方が多く、レベルが高いと言えるでしょう。

そんなシンガポールですが、ビザの発給要件は東南アジアでもっとも厳格と言えます。

まず、本格的な就職の前にワーキングホリデーを利用する方もおられると思いますが、シンガポールのワーキングホリデービザを取得するためには、世界大学ランキング200位以内の大学に在籍(もしくは卒業)していなければなりません。

日本でいうと、東京大学をはじめとした旧帝国大学に加え、早稲田大学や慶応大学などの超一流大学のみです。

ワーキングホリデーですらここまで厳格化されていますので、就労ビザとなると、もっと厳格です。また、2017年1月から、ビザ発給に要する要件もさらに厳しくなりました。

シンガポールで働くことを考えた時は?

シンガポールでの就職を考えるなら、どこのエージェントが良いか

シンガポールで働くなら、シンガポールの求人に強いエージェントをうまく利用することがコツです。中でも30年のキャリアを持つJACリクルートメント・シンガポールは、圧倒的多数の求人と多くの成約率で業界トップと言えるでしょう。大手会計事務所や法律事務所などの事務系求人も多いので、専門性を活かしてスキルを磨きたい方や、女性にも人気です。

また、シンガポールのビジネスに特化しており、コラムなども充実しているAsia Xもお勧めです。こちらはエージェントというよりはビジネスサイトですので、このサイトからエージェントを閲覧することができます。中でもReeracoen Singaporeはネオキャリアの子会社ですので、ノウハウを持ってコンサルティングしてもらえます。

 <参考>【駐在/現地採用】シンガポールの求人を扱う転職エージェント

生活事情も知っておくべき!家賃が高すぎる?

EPを取得するための最低賃金が3,600S$ということですが、こちらは日本円にすると約30万円です。日本の20代後半女性が稼ぐ月収よりやや多めといったところでしょうか。

ですので、比較的リッチに思えますが、実際住んでみると物価の高さに驚く方も多いです。 特に高いのが家賃で、一人暮らしをしようとすると、最低でも東京23区内より高い場合もあります。

きちんとしたコンドミニアムに住もうとすると、20万円近くかかるので、ルームシェアなどをする方が多いようですが、集団生活が苦手な方はかなり大変でしょう。

また、お給料のほとんどを家賃に費やしてしまうと、食費などを削るしかなくなってしまいますので、物価はモノによっては非常に高いことを踏まえて、検討しましょう。

さいごに

シンガポールは、2010年に外国人労働者への過度な依存を止めるべく、ビザの発給要件を徐々に厳しくしています。

これは特に、シンガポール人の中間層に配慮した政策ですので、よほどの技能があるか、超名門大学を出ていないとEPビザを取ることは難しいと考えたほうが良いです。

もしS Passを取得できる場合でも、物価の高さを考慮して、それでも働けるかどうか、しっかり考えましょう。